【2023】Z会中学受験｜タブレットでアプリを使う？料金・合格実績をブログで解説！入塾前対策にも

・中学受験しようかまだ悩んでいるけれど、遅れをとらないように勉強ははじめたい
・入塾前の準備として、通信教育はありなの？
・子どもが頑張っている習い事があって、それだけはやめたくない

中学受験をしようかどうかと迷っているとき、様々な情報を見て、「もう塾へ行かなくてはいけないのか」「はたまたもう少し自宅で様子を見てもいいのか」と不安で振り回されてしまうことがありますね。

我が家は子ども3人なので中学受験はしませんが、娘が4年生で中学受験塾に通ったことがありますよ。わたしも教育業界で働くはしくれなので、もし資金の目途が付くなら確実に中学受験していました。国私立校の恵まれた環境で青春時代の中・高校生活を過ごすことには大きな意味があると思っています。

そこでこの記事では、Z会中学受験コースを解説し、実際のところ通信教育で中学受験対策は可能かどうか、考えてみたいと思います。

この記事を読むと、
●Z会中学受験コースがどのようなものが全体像が見え、
●通信教育での中学受験について具体的なイメージを持つことができます。
合格実績などを交えてお伝えしますのでぜひお読みください。

※注※
公立中高一貫校の受検を検討しているかたは、このコースとは別の教材が受講できます。
この記事では国私立中学受験を対象とする「中学受験コース（３～６年生）」について記載していきます。

※記事には最新の情報を載せていますが、急な制度変更なども考えられますので、必ず公式サイトや資料請求をしてご確認ください。
※通常の小学生コース・料金の記事はこちら

Z会中学受験コースとは（概要）

Z会中学受験コースは、自宅学習でいわゆる難関国私立中学を目指す内容で、中には超難関中学の合格実績もあります。2023年度は3年生は4月に開講、4・5・6年生は2月開講ですが、もちろん年度途中からでも受講可能。映像授業が豊富で、子ども一人では理解しにくい部分についてもわかりやすく取り組める設計になっています。
「過酷」「母親の狂気」「覚悟が必要」とウワサされる中学受験対策が自宅でできるということで、近年子どもの生活を第一に考える保護者層から指示を受けています。感染症が流行し、子どもが自宅で勉強に取り組む方法が一般化したことも大きいでしょう。対象校がZ会公式サイトに記載されているので、志望校や検討中の学校が当てはまるかどうか、確認してみてくださいね。

※中学受験コースに対応するタブレット端末等についてはこちらから。
（映像授業やスケジュール管理をするのに必要となります）

Z会中学受験コースのプランやレベルをチョイス

まずはプランやレベル、教科を検討していきます。
それぞれに特徴がありますので、比較が必要です。

Z会中学受験コースのプランを選ぶ

プランは２つです。

●トータル指導プラン
塾の内容に引けを取らない内容の要点・問題はもちろん、スケジュール管理やモチベーション維持に至るまでの全てを網羅したプラン。中でも、学習指導やスケジュール管理、テスト添削、復習指導等が個別指導である点が大きなポイントにです。

●要点集中プラン
塾では手薄になりやすい、要点学習のみに特化したプラン。使用する教材はトータル指導プランの要点学習と共通内容です。インプット専用プランなので、個別の復習指導等は含まれていません。
塾と併用することを考えられたプランともいえるでしょう。

Z会中学受験コースのレベルを選ぶ　

レベルは２つです。
Z会中学受験コースでは対象校を設けていて、学校によって難関か最難関かを選びます。
公式サイトに掲載されている関東近県の学校について下記に記してみます。
（他の県についても、下のリンクから一度確認してみてくださいね）

◇埼玉
難関：浦和明の星女子／開智／栄東／淑徳与野／立教新座◇千葉

◇千葉
最難関：渋谷教育学園幕張
難関：市川／昭和学院秀英／東邦大学付属東邦

◇東京
最難関：麻布／桜蔭／海城／開成／駒場東邦／渋谷教育学園渋谷／女子学院／筑波大学附属駒場＊／豊島岡女子学園／雙葉／武蔵／早稲田
難関：青山学院／穎明館／鴎友学園女子／大妻／学習院／学習院女子／吉祥女子／暁星／慶應義塾中等部／光塩女子学院／晃華学園／攻玉社／芝／頌栄女子学院／城北／白百合学園／巣鴨／成蹊／世田谷学園／中央大学附属／筑波大学附属＊／東京学芸大学附属小金井＊／東京学芸大学附属世田谷＊／東京学芸大学附属竹早＊／桐朋／東洋英和女学院／広尾学園／本郷／明治大学付属明治／立教池袋／立教女学院／早稲田実業／早稲田大学高等学院中学部

◇神奈川
最難関：浅野／栄光学園／聖光学院／フェリス女学院
難関：神奈川大学附属／鎌倉学園／鎌倉女学院／公文国際学園／慶應義塾湘南藤沢／慶應義塾普通部／サレジオ学院／湘南白百合学園／逗子開成／洗足学園／桐蔭学園中等教育学校／日本女子大学附属／横浜共立学園／横浜雙葉

この他の対象校はこちら

Z会中学受験コースの教科を選ぶ　

4教科（国語、算数、理科、社会）
1教科から受講が可能です。
通常の小学生コースに設定されているセット割引が適応外なのが残念ですが、単科でも選べるというのは大きなメリットのひとつだと思います。

Z会中学受験コースの合格実績と評判

Z会中学受験コースの評判・合格者の声｜入塾前から受講して準備可能

通常、中学受験対策を通信教育で行うことは一般的な方法ではありません。受験生の多くは、学校が終わると遅くまで4・5・6年生の3年間を塾で過ごしますよね。
その中でZ会は、「これまでほとんどの通信教育で実現できなかった難関国私立中学合格を、Z会なら可能です」と謳っています。コロナ禍や教育感・子育て感の多様化により、通信教育に軸を置いた中学受験対策も、ひとつの選択肢になってきているようです。

合格者の声を見てみると、子ども一人ひとりに合った使い方を語られている保護者の方が多いです。
幼児や低学年の頃からZ会をとっていた方も多い印象です。習い事を続けたいなどの理由があるため、早くから通塾するのではなく、3年生・4年生をこの中学受験コースで基礎固めとインプットに使い、周りとは少し遅めに通塾をスタートするという感じでしょうか。
・Z会と塾を併用した
・Z会と塾の季節講習（夏期講習/冬期講習）や模試を組み合わせた
・タブレット学習と紙学習のいいとこどり
との体験談も多く、Z会オンリーの中学受験にこだわらず、ご家庭毎の最適な組み合わせを選ぶと良いと思いました。

合格実績

Z会公式サイトによれば、2022年度の合格実績は1379人を数え、過去最多の子どもたちが通信教育を利用して難関中学に合格しているようです。驚くのは、このコースの「対象校」は本当に最難関、難関の学校ばかりで、中堅校合格者はこの数には含まれていない点です。
※コースの対象校はこちら

Z会中学受験コースのメリット３

しっかりとした実績をたたき出しているZ会中学受験コースですが、あたらめてメリットを考えてみます。

子ども個人のペースに合わせて、周りを気にせず学習できる

中学受験集団塾とこのコースが圧倒的に違うのは、やはり周りを気にしなくていいという点です。競争である受験なので、最終的にはもちろん用意された椅子に高得点がとれた子から座っていくという構図なのですが、特別クラスに入る入らないや、週テストの点数で席順が変わったりといったプレッシャーを感じにくい環境で学習することができるでしょう。
夢中になっている習い事をできるだけ続けたいなど、子どもの希望にもなるべく寄り添うことができる点が大きなメリットの一つと言えると思います。

受験までの数年間、家族と一緒に夕飯を食べることができる

塾に通うようになると、本格的な学習がはじまる5年生からはほぼ確実に週に数回、塾で夕飯をとることになるでしょう。家族との食事をどれくらい重要視するかはご家庭の価値観によりますが、小学生のうちくらいは家族で夕飯を食べたいという気持ちの方もいると思います。Z会中学受験コースなら、それが可能です。
また、帰宅時間が遅くなり、体力が徐々に消耗していく対面式の通塾を考えると、自分の体力や気力と相談・調整しながら学習を進めていけることは、大きなメリットですね。

通塾に比べて料金が格安であること

中学受験準備の方法はご存じの通り、通信教育の他にも家庭教師や通塾などがありますが、その選択肢の中で通信教育は圧倒的に受講料が安いです。我が家の娘も一時、中学受験塾に通学していたことがあるので、大まかな相場は分かっているつもりですが、月々の月謝だけで見ると、大手塾の4教科受講と比べると本コースは半額以下の出費で済みます。塾を併用するかしないか、全体でどれくらいの出費までなら可能かを、ひとまず考えてみるのもおすすめです。
私立中学は、受験期にも入学後も多額の費用が必要となるため、学習への出費を少しでもおさえられたら助かるご家庭はたくさんあるのではないでしょうか。

Z会中学受験コースのデメリット３

次にデメリットを確認します。

とにかく親のサポートが必要であること

容易に想像できるのですが、通常は塾がみてくれる子どもの面倒を全て親がしなければならないので、相当大きなハードルになると思います。スケジュール管理やモチベーションの維持、進捗状況、学習到達度などを一手に親が引き受けて、子どもを伴走していく必要があります。例えば、大量のテキストやノート・参考資料など、中学受験で使う”紙もの”は異常なまでに多いでし、子どもがいつ「もうやめる」と言い出すかもわかりません。心身のケアに加え、学習面のサポートをも親が担っていくのには、大きな覚悟が必要だと言えるでしょう。

子どもに受験に対する自覚が生まれにくいこと

これはデメリットでもあり、もしかするとメリットにもなるかもしれませんが、通塾をしないということで、受験や他の子との競争であるということに気付くのが遅くなる可能性があります。
もちろん自覚を持って自宅での学習を続けていける子もいると思いますが、多くの子どもは「周りのみんな」の雰囲気やスタンスに影響を受けやすいものです。もしお子さまがマイペースで、親の方がやきもきしてしまうようであれば、塾との併用を考えるのも良い方法です。

迷ったときに相談したり頼れる相手が見つけにくいこと

多くの方にとってはじめてとなる中学受験は、何から何まで不安や悩みでいっぱいです。対策用塾には様々なタイプがありますが、通塾している親子の悩みは塾長や担任の先生に相談することができるでしょう。その点、通信教育で勉強していくということは、気軽に相談できる相手がなかなか見つけにくいのではと思います。もちろん、Z会中学受験コースにもモチベーションアップに関するフォロー等必要なケアはセットされていますが、これらを十分に生かせるかどうかは、正直やってみないと分からない部分があります。

Z会中学受験コースの料金

いよいよZ会中学受験コースの料金に関して確認します。
まず下記の条件を、前提として抑えると良いと思います。

各学年・プラン料金

各プランごとの料金については、こちらでご確認ください
➡中学受験コースの受講会費（Z会公式サイト）

6年生の1年を見ると、1か月あたり20400円（12か月一括支払いの場合）となり、大手中学受験塾と比べると半額以下になりますね。通信教育だから当たり前と思われるかもしれませんが、中学受験に対するスタンスもご家庭によって様々。「通信教育だけで頑張って、やるだけやればいい」なのか、「公立は絶対合わないから、塾を併用してどうしても私立に行きたい」なのか、それぞれにメリットとデメリットがあるので、ご家族で相談してぜひ幸せな受験を目指してくださいね！

じっくり検討されたいという方には、パンフレットや体験記も読める資料請求がおすすめです。
実際に経験した保護者の方や子どもたちの声もたっぷり！